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2013年02月22日

東京たびにつ記 ②

つねに前向きな所為なのか
帰沖3日目にしてだいぶ東京研修のことを忘れてしまいました。
愉しかった、ということだけは、しっかり覚えているのだけれど。
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全沖縄古書組合員の11名で出掛けた東京研修旅行
2日目はホテルロビーに9時集合。
各自チェックアウトを済ませ、荷物を持ち
コザすばる書房下地さんやメカルさんとゆんたくしながら出発を待つ。

9時を過ぎたが文華堂書店ハマザトさんだけおりて来ない。
ゆうべ2次会も殆ど寝てたもんな、この時期本業が忙しいから
日ごろの疲れがここで一気に出たんじゃないかとみな心配。
天久さんにうながされケータイに電話してみる。

「・・・・・・・・・はい」
  「あ、ハマザトさんおはようございます。サクライです。」
「・・・・・・・」
  「??・・おきてました?」
「・・おきてますよっ」
  「みんなロビーにいますよー」
「いま行きます」
  ー15分後ー (手ぶら)
「みんなごはん食べた? ・・・・△☆◇!!
 30分に出る?30分に出る?うんうん」
9時30分に出発することが決定し(笑)
みんなで記念集合写真を撮って、さあ、出発!

アサイチで、日本民藝館を見学に。
駒場東大前で下車。
ウダさんの10年前を想像しながら歩こう!と だれかが言ったけれど
瓶底メガネ、角帽にガクランで想像してしまいました
キャンパスの周りを歩きながら
みんなそれぞれ自分の学生時代を思い出してたんじゃないかな

日本民藝館、(略)とても良かったです。
東京たびにつ記 ②


(梅とコハラさん)

前庭に出ると大甕に厚く氷が張り、足元には久々に見る霜柱。
あっ!と思い
天久さんとヒデキ氏に「コレが霜だよ」と教える。
二人は霜の実物初めてだったみたい。
なぜか四国出身ミキさんがおおよろこびで写真まで撮るという、意外な反応
懐かしかったのかな?愛娘に見せるのかな

近くだし近代文学館も見ようかと みんなで歩きだしましたが
入口に着いたら休館日。
昼めし食ったら神保町へ戻り
いよいよ古書会館で中央市会大市の下見会参加です!

下見会とはいうものの、翌日の本番は11時開札なので
明日は入札時間が少ない。
下見会の時点で皆バンバン入札していきます。
私も明日は雑貨など仕入れで日程がいっぱいなので
入札はこの日で済ませます。

沖縄の組合市ではなかなかお目にかかれない本や書画、直筆原稿などなど沢山でわくわくします。
今回は入札下限が安い為か、紐でくくった本のヤマ出品がたくさんの印象。
安いんだろうなあ、欲しいなあ、なんて思うけど
11本なんてヤマを落としたら、沖縄までの送料がスゴい事になっちゃうので
(過去にヤマ2本落札した失敗経験あり)
ほどほどのサイズを狙って入札。

  ★相当入れたのですが、開札結果をおととい調べたら、あんまし落ちてなかったショボン
    今回はじめて2点出品もしてみましたが、1点だけ、売れてました。
    でも、売れ残ったらイヤな方が売れてくれたので助かった・・・
    (5点組だったので送り返されるのも嫌だったのです)
    東京で必要な人のお役にたつといいな

閉館までめいっぱい入札して今日の仕事は終わり!
元ふくら舎・現Chappo:須田君との呑み待合わせまで だいぶ時間が空いたので
ヒデキ氏と宇田さんが行くという木場の「フクロウカフェ」に
一緒に連れてってもらうことになりました。

3人で ふくろうだ、みみずくだ、ほっこりだ、まったりだ、とダベリながら
(でも 宇田さんからハグレないように 私とヒデキは必死)
木場に着くと、なんと順番待ちで並んでる!

お店の名前は「鳥のいるカフェ」。
入口両サイドのファサード部が鳥小屋になっていて、
ばかでかいフクロウ、でかいフクロウ、中くらいのフクロウ、ワシなどが佇んでる。
こんなに並ぶほどフクロウ好きって多いのかあと感心してる横で
沖縄古書組合きってのフクロウ好き女子は目を輝かせて写真とりまくり
ヒデキ氏も動物大好きなもんだからこっちも目をむきだして写真撮りまくり
仕事仲間だけど、ふだん見ることのない表情だよなあ、となんだかトクした気分。
東京たびにつ記 ②


激寒一時間待ちでしたが(前日TVに映った為か今日は激混みだと店長さんの話)、
ふたりの可愛らしい姿が見られてこちらまでうれしくなりました。

さてそろそろスダ君に逢いに神田へ。
乗り換えを心配したウダさんが
わざわざ自分の乗換駅を神田に変更してくれて
直接無事スダ君のもとへ二人を送届けてくれました。
僕はなんだか、夕暮れの園児の気持がわかった気がしますよ。ありがと!

神田で待ってた 帽子屋シャッポ男は
かっこいいフェルトの帽子をかぶってましたが
また一段と ノッポさん風というかスナフキン風というか
旅人風の姿に磨きをかけて、ひょろっと改札口に居ました。

肉の万世の立ち呑みで旧交を温める
お互いの近況報告、沖縄古本屋の皆の話、大市の話、映画の話
ひさしぶりなのになんだか大した話もしなかったような
あっという間の数時間でした。

ふた皿目のカツサンドたべてシメ。
ヒデキは水道橋の宿へ。私は えいちょびんの家へお泊り。

とてもセンス良く、こざっぱりした須田くんち。 快適快適ィ(DIO)
ユキちゃんと犬のフワ子に迎えでて戴いちゃって
旨いソーキ煮付け(スゴク美味かった!)とホットワインで深夜の団欒
いろいろ気を遣って貰いました。ありがとう!

東京たびにつ記 ②


(寝床に用意されていた「諸星大二郎」3冊。 眠れませんてば・・・)


大した話でないのに長篇になったのであとは箇条書きで
<3日目>
・堤防で須田君とフワの散歩
・ユキちゃんはネギ焼き得意
・フェルトの帽子を注文
・途中駅までやっぱし一緒に送って頂く(皆さんほんとにご心配いただきありがとうございます)
・馬喰町雑貨仕入れ。時間押し気味で金額よく見ずパッパと選んだら予算大幅オーバーで支払時ビツクリ。(まあいいか)
・神田小川町へ。地下鉄出た後、なぜか近道と思いこんだ小路に入り迷う。負けを認めずあちこち曲がってたら御茶ノ水付近に出てひと安心。
・八木書店で特価本仕入れ。ヒデキ&ウダさんと合流。ミキさんもきた。帰り際ヒデキに「荷物は?」と指摘され地下階に預けたのを思い出す。あぶなくテブラで沖縄に帰るとこでした。
・ヒデキとふたりで羽田空港へ向かう。途中、
  ①乗換駅ホームを歩くお相撲さんに気を取られ乗換口を見逃し迷いかける。
  ②人の流れに身をまかせ着いたホームで電車に乗りかけるが、野生の勘が働き、逆方向行と気付き移動。事なきを得る。
・空港で我が家リクエスト TOPSのチョコケーキを購入。
・可愛い妻の為「赤福」を探し続けるヒデキと別れ、ANAのロビーへ移動。
・搭乗時に笑福亭鶴瓶師匠がいた!同じ飛行機だったみたい。 いい旅の締めくくりでした。

東京たびにつ記 ②


(自分のお土産: タナカホンヤ土産と民芸館土産。図録代わりに。)


みなさんほんとにお世話になりました。
おかげでたのしい旅、良い仕入れができました。
沖縄にいらっしゃった際は恩返しさせていただきます
沖縄に遊びに来てね。

また来年も東京仕入れに行きたいなあ!





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Posted by ちはや書房 at 10:37│Comments(0)沖縄古本屋情報
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