【新城和博と歩く!那覇まち歩き】Part2  西町・辻・若狭編

ちはや書房

2015年06月29日 12:03

『ぼくの〈那覇まち〉放浪記』(ボーダーインク) 発売を記念イベント、
著者の新城和博氏と歩く、まち歩きイベントの第2弾が
去った6月27日(土)行われました。


『ぼくの〈那覇まち〉放浪記』  新城和博著 ボーダーインク  (新刊定価1,600円+税)
 変化する街、失われた町、それが〈那覇まち〉。
 ■沖縄・那覇生まれ育ちの著者が、復帰後の那覇、戦前の那覇の風景、痕跡をもとめて、
  ひとりほろほろと歩いて綴った待望の〈まち歩き〉エッセイ。
                             (出版社:ボーダーインクHPより抜粋)


街歩きナビゲーターの、著者:新城和博氏↓。

(後方カメラマンは、出版社:ボーダーインク社長婦人:ヨシコさん。終始熱意ある撮影スタイル)


今回は西町・辻・若狭界隈、
集合は三重城バス停。
古地図(明治・昭和初期)の資料を片手に、今はなき海と岬のなごりを感じる旅へ。





三重城跡。 石垣だけが残っている、その上の広場。
倭寇への防御のために作られ、その後は航海安全を祈願する場所になったらしく拝所でもあるようです。

岬はあの世とこの世をつなぐ場所という解説に妄想の世界へ。





(逆光になったこの写真も神秘的~太陽が我々を見守ってくれていると勝手に感動)


城跡から海岸に近い場所に下りました。
波の浸食跡、海面は今よりももっと高かったのでしょうか。



三重城から海中道路が続いていた面影は今は無く位置もずれていますが、
その道路を踏みしめているがごとく想像しながら歩きます。



那覇港。 今は他県へのフェリーか貨物が主。
ポップな色あいの椅子には、誰も座っていませんでした。
離島への発着がとまりんになる前は、
とっても賑やかで人がごった返ししていたと参加者のお一人から伺う。



那覇港待合室から埠頭へ。
ここで王府時代の絵図と実際の対岸を比較。


いにしえの琉球人と同じ山のラインを見ているのですね。



昔は海の上だったところから内陸方面へ進みます。
細かく現在地をチェックしながら。



戦前は那覇の中心地だった西町界隈。
その当時の重要建物跡なども紹介ありました。





真教寺。
あの「万国津梁の鐘」は以前はここにあったと知りびっくり。



辻町。
「はい!みなさん、ここから昔からの陸地になりますよ~」と新城さん。
確かに、ここまではフラット面を歩いてきたが、ここから急に角度がついています。


辻町は、三角帯に拝所があったり、道が5またになっていたり昔のままが見られます。



三文珠公園 の岩山の上。
那覇のあちこちには崖があるとの事、
この岩山もかつては海に突き出した岬のような形だったのでしょう。



もうここで、かなり暗くなってしまい、予定していた波の上はカット。


最後はこの岬:雪の崎跡(ユーチヌサチアト)。
ここ周辺は若狭海浜公園ですが、こうして岬の形を残してくれたんですね。



終点:ちはや書房。
本日の感想を参加者の方にお話しいただきました。
真夏に2時間以上歩いた皆さんの顔には、充実感みなぎっておりましたよ。



参加者(定員10名)の皆さま、お疲れ様でした。



道案内と解説の新城さん、ボーダーインク:金城さん・ヨシコさんもありがとうございました。
途中倒れる方がいなくてホントに良かった~。


このたび、定員オーバーにてお断りさせていただきました3名の方ごめんなさい。
この街歩き、続編があるようですよ。
新城和博氏から目を離さないで!!



(ヒサエ)

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