【新城和博と歩く!那覇まち歩き】 西町・東町編

ちはや書房

2015年06月07日 16:39

『ぼくの〈那覇まち〉放浪記』(ボーダーインク)
発売を記念して、
著者の新城和博氏と歩く、街歩きイベントが
昨日行われました。

・・・出版社:ボーダーインクHPより抜粋・・・・・・・・・・
変化する街、失われた町、それが〈那覇まち〉。
■沖縄・那覇生まれ育ちの著者が、復帰後の那覇、戦前の那覇の風景、痕跡をもとめて、
ひとりほろほろと歩いて綴った待望の〈まち歩き〉エッセイ。
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ゆいレール旭橋駅広場に集合した11名。
欠席・遅刻者無しでスタート!
書籍の冒頭部分を、著者ご自身が朗読。
この後も随所で本の朗読タイムあり。



著者:新城和博氏。
初めての試みで実は緊張していたそうな。



旭橋交差点・高架橋から。
琉球王朝時代の古地図で見ると、ここは海。
皆さん想像力を働かせています。



明治橋付近。
外資系ホテルのすぐ横。ここ数年で目まぐるしく変わった場所。
むかしは材木が積み上げられていたなんて・・。



ディナークルージング船発着の海岸線あたりを過ぎて、
ようやく那覇の街中に入っていきます。

戦前の那覇の中心地であった、東町・西町界隈。

「ここがメインストリート!ここからどうぞ眺めてみて!」
と新城さんの声かけに、道路中央で立ち止まる皆さん。
車通りがかなり少ないので奥まで見渡せますね。



ここから要所: 県庁・市役所・銀行・郵便局・百貨店跡をめぐりました。
新城さんがその場所ごとに紹介する写真には、
モダンでかっこいい建物や、古い市場の青空店舗の様子、などなど。
「ココにコレが!?」とオドロキ連発です。


さらに 久米方面へ。
天妃宮跡。
すぐ裏は小学校なのですが、
中国と盛んに交易していた賑やかな港町を想像します。



新城さん的見解トークも、時間と共に熱さが増し
身近な街の風景も一気に重厚な街に見えてきて
どんどん面白くなってゆきます。

加えて
東恩納寛惇・山之口貘・伊波普猷 といった沖縄歴史的人物ゆかりの地もめぐり、
「いま、ソノ場所にいる」贅沢感までプラスされてくるのです。




実は、道中かなり周囲の注目を浴びていたこの集団。
皆さんの真剣な目はあちこちに忙しく動き、頭フル回転で歩いていますから。



2時間近くの那覇まち歩き、
最後は ちはや書房で、参加者感想タイム。
それぞれ、有意義に楽しんでいた様子が伝わってきました。



車でビューっと過ぎちゃう日々は
早くてラクに過ごせるようですが、
このようにじっくりと歩くことなどは
実に贅沢な時間なのだと思ったイベントでした。



『ぼくの〈那覇まち〉放浪記』

その他の場所の紹介ももちろんあります。
新城さんが数年かけて歩き・調べて蓄積された、内容充実の濃い1冊です。
ぜひ、幅広い年齢の方に読んでいただきたいです。
昔に思いを馳せていただけるネタがたっぷり豊富ですよ。
風景写真もたくさん収録されています。

定価(1600円+税)

ちはや書房で絶賛発売中です!!


(ヒサエ)

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