沖縄セレクト古本屋日記　ちはや書房

待ちに待った新刊本が、本日から
ちはや書房で販売開始です！

「沖縄本礼賛（おきなわぼんらいさん）」　平山鉄太郎著　ボーダー新書6　ボーダーインク発行




沖縄県内の古書店のほとんどが
その「”沖縄本”愛」の恩恵を受けている
沖縄本コレクター：平山鉄太郎氏の、期待の新刊です。

県内書店でも店頭で平積みしてるんだろなぁ。
ちはや書房でも入口正面面出しで（ささやかな入荷数ですが）パワープッシュ！



　わかりづらいのでアップで。↓



新刊書なので、定価1000円での販売です。（消費税不要）
メール便（送料80円）にて全国発送も承ります。

昨日入荷したので、さっそく私物購入。
ゆうべは久しぶりに愉しい読書ができました。
期待を裏切らない内容。面白かった！

はじめは、先輩古書店達の面白エピソード目当てで
読み進めましたが（ちはや書房もちょっこし名前が登場。お気遣いに感謝！）、
「コレクター」の心理・性質・日常・人生観をこまかすぎるほど描写／告白していて
水木しげるコレクターであるところの私も、そのコレクター病質に激しく同意。
”コレクターバカ一代”の物語として愉しく読みました。

前オーナーの「文華堂書店」から、自分の「ちはや書房」になったばかりの頃
鉄太郎さんが沖縄関連の本をたくさん買ってくれて
私は、すこし、沖縄で古本屋をやってく自信が持てたのを思い出しました。

文学や水木しげるやサブカル本をメインにやるつもりだった、初期のちはや書房が
「沖縄本」というジャンルに力を入れたのは
全国には沖縄の本を探している人がいるんだ、コレクターもいるんだ、
沖縄で古本屋をやるからには、その役目があるんじゃないかと思ったからだっけ。

来年3月には、ちはや書房も5年の節目。
おもいがけず、初心を振り返る機会が持てたのも、うれしい読後効果でした。


「沖縄本礼賛」とにかく文章が面白いので
沖縄本好きでなくても、コレクターでなくても、沖縄好きでさえなくても
ユーモアエッセイのだいご味が味わえる本でもあります。
鉄太郎氏の文章の面白さは、著者ブログ「沖縄本礼賛＋」でも楽しめますヨ。